

5ガス体、とくに悪臭に対する試験方法は未だ公的に規定されたものはない。したがって環境技術研究協会発行の環境技術別刷に掲載された東大工学部の測定方法に準拠して行った。
検体の重量は80g。動的試験の各社の製品はそのまま使用し、積算吸着容量は試料重量で換算した。
試験装置はアクリルで巾50cm、奥行50cm、高さ60cm、内容積0.15m3の直方体の透明な箱を作成し、中央部にサンプリング用のタップとガス注入用タップをつけ、底部には攪拌用の小さなファンを設置した。
積算吸着容量は、まず試験装置中に対象ガス体を注入し、100ppmの濃度になるよう調整した。吸着速度は経過時間ごとの濃度を測定した。
吸着量は試験開始後20ppmに減衰した時に再び100ppmに調整し、以後これを繰り返し、5時間経過後も20ppmに減衰しない時点で試験を終了した。(すべて20℃)
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